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【調査】『Fortnite』が米App Storeに5年ぶり復帰。収益分配型UGCエコシステムの拡大で、ゲームプラットフォーム化が加速

〜収益分配型の創作エコシステム「Creator Economy 2.0」が始動、スマホゲーム市場の転換点として注目〜

Epic Gamesの『Fortnite』が米国のApp Storeへ約5年ぶりに復帰し、同時にユーザー生成コンテンツ(UGC)を中心としたゲームプラットフォームとして展開している実態を分析した調査レポートを公開しました。本リリースではその概要を紹介します。

【レポートインデックス】
・概要:「Fortnite」について
・ストア削除から復帰までの経緯
・UGCエコシステムの拡大
  -UGCプラットフォームへの進化
  -Creator Economyと収益モデル
  -競合ゲームとの比較
・最近のアップデート/主要トピックス
・まとめ

スパイスマートでは、毎月日本・中国・韓国・米国などグローバル主要3市場を対象に調査を行い、スパイスマートが提供するLIVEOPSIS(ライブオプシス)会員向けに毎月調査レポートとして配信しています。

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5年ぶりの復帰と、その裏にあった転換点

『Fortnite』が米国App Storeに復帰したのは2025年5月。削除から約5年ぶりの再配信となりました。背景として連邦裁判所による外部決済誘導の許可判決があり、これを受け米国内ではアプリ配信・決済ルールが見直されました。本レポートでは、この復帰を単なる再配信ではなく、スマホゲーム市場の転換点として位置づけています。

LIVEOPSIS/『Fortnite』2025年5月以降の米国App storeランキング推移。復帰後ランキングが急上昇
LIVEOPSIS/2025年5月米国App store 5月のMonthlyランキングで『Fortnite』はFree1位に返り咲いた

UGCゲーム化による“もうひとつの進化”

位置づけの大きな理由としたのは、『Fortnite』がApp Storeにおける削除期間中、ユーザー生成コンテンツ(UGC)を軸としたゲームプラットフォームへの進化を進めていたことを挙げています。2023年末以降、誰でもゲームを制作できる「UEFN(Unreal Editor for Fortnite)」や、収益配分制度「Creator Economy 2.0」が導入され、UGC中心のエコシステムの構築が一気に進んでいます。特に、収益化可能な仕組みを構築した上で、知識がなくてもゲームコンテンツ制作ができるようになったことで、『Fortnite』ではクリエイター中心のエコシステムの構築が進みました。

本レポートでは、こうしたUGC戦略がどのように従来のゲーム体験を再定義しているのかを整理したほか、この『Fortnite』復帰によりUGCゲーム市場がどう変わっていくのか深堀りするため、『Roblox』や『Minecraft』など他の「先発」UGCプラットフォームと比較分析をおこなっています。

IPコラボと技術革新の最新動向も収録

有名ゲームシリーズ『Fallout』との大規模コラボや、車両バトルの「Nitro」システム、新バトルロイヤルモード「Reload」など、復帰後に注目された要素も紹介、スパイスマート独自の視点でまとめています。

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